能力の高い人、能力の低い人
ユニオンソフトウェアマネイジメント 青井です。
「優秀だな〜」とか
「あの人、能力、高いな〜」という言葉
たまに使います。
反対に、
(口には出しませんが)
「能力、低いな〜」と思う事も
やっぱりあります。
それでは『能力』って何なのでしょう?
私たちはシステムエンジニアの集団です。
技術者は、
どうしても目の前に見えることに
目がいきがちで
「プログラムを作る」とか
「設計能力」とか
高度で、新しく、
わかりやすい『スキル』を
追い求めがちです。
でも、そこは違うと思います。
『スキル』は、
後から学び、
後から身につける事ができます。
しかも仕事の役割というのは
「営業」もあれば
「経理」もある。
もちろん「事務仕事」もあるし
クライアントに提出する「資料作成」もある。
そこで、良い機会なので
能力の高い人って
何を指すのか?
頭の中をまとめてみた。
多くの場合、
次の3点に分けられると思う。
高い事務処理能力
高いコミュニケーション能力
高い情報処理能力
事務処理能力
(書類捌き・メール捌き)
こちらの都合など関係なく、
のべつまくなく届く
メール、郵便物(電話も)に
迅速に対応する能力。
例えば
メールの返事が1日たっても2日たっても
こないのはダメ。
この場合、多くの場合は
返事がしたくないから。
たとえ他の何かを待って
返事を出そうと思っていたとしても
能力の高い人は、
必ずそのように一報の返事を入れる。
(書類作成)
言わずもがな、だが
クライアントに提出する書類を作る能力
例えば、提案書や見積書、仕様書など
請求書もそうだが、
契約で決まった数字を羅列する事に
能力はあまり求められない。
むしろミスなく正しく作れて
当たり前であり、
請求書を正しく作れないなんてのは、
もってのほか。
ここで言う書類作成能力とは、
提案書や仕様書、
ある意味での見積書のように
クライアントに対して
説明をする資料であり、
説得力のある資料を
作ることが出来るかどうか?
という意味である。
最近では特に
クラウドを利用している営業が増えて
資料作成は事務の方に任せてしまい
自分では資料を作れない人が増えてきた。
もともと昔の営業は
会社が用意した
チラシやパンフレットを
もって営業していたから
そもそもの
資料作成能力は
求められていないのかもしれないが…
コミュニケーション能力
(聴く能力)
(伝える能力)
これはあちこちで言われているので
あえて説明は不要だと思う。
ただ1点。
相手の理解度や、
相手の顔色・様子、
相手の受け止め方などを
推察しながら
コミュニケーションを取ることが
大事であり、
一方的に聴くだけとか
一方的に話すだけ。は、ダメ
場の空気を、
ホッとにする能力
そこから
必要な事を聴き、
必要な事を伝える能力である。
そして最後に
情報処理能力
既に既出感もあるが
メール捌きや書類捌き
クライアントや同僚との会話の中から
これは、と思う情報に
アンテナを立てられる能力である。
自分の興味なある・なしではない。
自分の興味だけで捌いていては
アンテナは立てられない。
クライアントが興味をもっていた事を
他の誰かが話していた
もしくは、
ダイレクトメールが入ってきた。
それをうまく拾い上げて、
自分の守備範囲に入れる能力である。
ただ漫然と過ごしていたら
どんどん機会損失を繰り返してしまう。
逆に、どんどん吸収していけば
幅広い知識と、
幅広い分野での活躍が出来る。
また、幅広い人脈へと広がる。
その他にも
高い計数能力とか、
まだまだあるが、
大局ではこの3点かと思う。
(計数能力は事務処理能力に入る)
もちろん
全てを兼ね備えてる人は少ないし
人間だれしも得手不得手がある。
しかし、
やはり能力の高い・低いというのは
間違いなくあるのだ。
そしてそれは何も特別なものではなく
ちょっとした気遣いが出来るか?出来ないか?
に左右されるような気がする。
今まで挙げた事例も
まずはスピード、
今やる!すぐやる!から始まり、
クライアントや、会社、同僚のために
という気持ちをもって、
仕事に臨んでいるかどうか?だと思う。
今やる!すぐやる!にしても
例えば請求書作成にしても
自分だけで完結する訳ではない。
多くの人は勘違いしているが
請求書を作って郵送したら
仕事が終わりではないのだ。
請求書を受け取った
クライアント側での仕事もあるし
請求書データを
自社の経理に入れる仕事もある。
さらにそこから月次の売上表に落としたり
会計士に監査をしてもらったり、、
と、
1つの仕事の先には
沢山の人の仕事がある。
つまり、能力の高い人は
そこが分かっているのだ。
だから
メールの返事にしろ
書類捌きにしろ
早く処理をする。
自分の仕事の先にある
多くの人の仕事。
そこが滞らないように
普段から振る舞えるか?
自分の仕事の先にある
多くの人の仕事。
そこに気遣いをしながら
自分の仕事をする事ができるか?
ただその1点が
能力の高い人と、そうでない人を
わける。
.
by unionsoftware | 2015-04-15 05:22